仕事がら全国のWEB制作会社の業績を見る事が多いのですが、
そこには面白いルールがあります。
例えば、WEB制作を主たる業務としている会社で5億円以上の
売上をあげている会社は、8~9割がたが東京にある企業です。
ないしは、東京にもオフィスを持つ地方の企業です。
WEB制作業務の需要は東京に多く存在します。
要するに東京という商圏へのチャネルを持っていない企業の
売上の伸びしろは非常に少ないのです。
しかも、その限界は地域ごとやその業態によって、大体決まって
います。
「最近、売上が伸び悩んでいるんだよ」などと地方のWEB制作会社
の社長からお話を伺うことがあります。
それは努力が足りない場合ももちろんあるのですが、その商圏
内においての限界値にすでに達している場合も往々にしてあり
ます。
そこでどれだけ頑張っても、WEB制作というサービスの市場には
限界があります。
購買頻度もそこまで多くないことを考えていただければ、容易
に想像できると思います。
要するに、そのWEB制作会社が業務を行っている地域の商圏
と売上高には相関関係があるのです。
その商圏内で各社がどの程度のシェアなのかを調べていく
ことにより、その会社の業態では、もはや頭打ちなのか、まだ
まだ伸びしろがあるのかが分かります。
その算出方法は秘密なのですが・・・
この算出方法を知り、数値を弾きだすと、その企業が進むべき
方向性が見えてきます。
品揃えを厚くするのか、はたまた新たな商圏を開拓すべきなのか、
今までと違った業態を付加するのか・・・。
「えいや」と肌感覚で次の行動を決めていくことは経営ではありません。
自分たちの置かれている状況を冷静に判断し、業績を伸ばしやすい
方向を見定めて進むことが重要であるといえます。
特にこれから数年間はまだ不景気が続くと予想されるので、なおさら
慎重に進んでいく必要があります。
You're on top of the game. Thanks for siharng.
投稿情報: Herlinawati | 2012/04/27 23:29