WEBサイトの構築が本格化しだしてからまだほんの十数年。
10数年前までは「WEBサイトの構築ができます」というだけで十分な付加価値が
あり、ビジネスとして成り立っていました。
ですが、流れの早いこの業界、現状は刻々と変わりつつあります。
特に最近気になっているのが「HTMLコーディング」です。
いわゆるページの制作作業ですが、以前までは、1ページ1万円、場合によって
は2万円近くの金額を請求している企業が多かったように感じます。
特に大手のWEBサイト制作会社になればなるほど、確実にこのくらいの金額を
取ることができていました。
それがどんどん値崩れし、今や1万円を切っているケースも少なくないです・・・。
不景気だからということも関係しているのかもしれませんが、作業の価値が低下
しているような気がして、非常に残念です。
しかし、中にはこの時流を逆に活かして、コーディングとその校正のみを徹底的
に低料金で行い、業績を伸ばしているような企業も存在します。
恐らく、WEBサイト制作において考える要素が多い部分を排除し、作業効率を
極限まで高めることで、低料金(ページあたり単価 5,000~6,000円)を実現して
いるのだと思います。
前回のブログでも書いたライフサイクル、それを読んでのサービス提供なのかも
しれません。
こういった時流の読み方は、今まで制作することのみに付加価値があった時代を
生きてきたWEBサイト制作会社にとっては苦手な分野と言えるかもしれません。
そういうことを加味すると、こういった企業は今段階での成功事例であると考え
られます。
ですが、ひとつ気になるのはWEB制作業界への中国の台頭です・・・。
このあたりに関しては、また次回書いていこうと思います。
Ishida
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